さて、子ども達は、毎日、“ほほえみの橋”という学校と病院とを結ぶ専用の陸橋を渡って登校してきます。子ども達は、クラッチや松葉杖、車いす、ストレッチャーなど、一人ひとり異なる方法で登校してきますが、橋は病棟と直接結ばれており、途中にはスロープやエレベーターなどもあり、雨風も関係なく安全に登校できるよう配慮されています。また手術直後など、体調等の関係から登校できない時には、先生方が院内まで出向いてベッドサイドで授業を受けられる体制をとっています。
このように本校は、滋賀県大津市の大津赤十字病院内にある大津分教室とともに「入院しながら学べる学校」として、主治医の先生方や病棟の看護師の皆さん、また理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などの先生方、そのほか多くの医療関係のスタッフの皆さんと連携し協力して、子ども達一人ひとりの状況に応じた教育支援を図っています。
いまだに新型コロナウィルス感染症の感染状況に終息の兆しは見えないまま、新しい生活様式の中で子どもたちは学校生活を送っています。病棟との感染対策に係る連携を密に図りながら、子ども達が病気やケガなどの治療で入院しているその間もこれらの状況に対応した教育環境の整備を進めていきたいと思っています。
〜入院しながら学べる学校〜 安全・安心に学習できる学校であるよう教職員一同日々一生懸命頑張ってまいります。
今後とも、本校の教育活動に御理解と御協力をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
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